倉敷手織緞通の制作過程

横糸・裏(ヌキ)の制作過程


裏をしっかり支えている裏の横糸となるヌキは

イ草3本に和紙をぐるぐると巻きつけて製作します。


ヌキが出来上がった時には約3,4mmのサイズですが

織りの段階で人の力で力強く圧縮する為

サイズは3分の1程のサイズになります。

なので丈夫で長持ちな緞通が出来上がります。


ヌキの機械

ヌキの機械です。

機械の前に座って①の部分に

延々と手作業でイ草を機械に入れていきます。

ヌキの機械

②の部分で①で入れたイ草にぐるぐると和紙が巻かれていきます。


ヌキは緞通の裏側を支える大事な部分です。

イ草を入れる速度が速くても、遅くてもいいヌキはできません。

ヌキの機械 ③の部分でギュッと圧縮されて一本ずつ完成していきます。
ヌキ

ずっと手作業で作り続けます。

これで縁の下の力持ち、ヌキが完成しました。